和「!?」

和「ど、どういうことですか?なぜ受け取らないんです?」

京太郎「いや、だってお前……」

和「こんなに可愛い咲さんブロマイドなのに!」

京太郎「だからさ……」

和「あんな姿や、こんな姿まで網羅してるんですよ!?」

京太郎「人の話を聞けよ」

京太郎「だいたい、あんな姿やこんな姿って、それ普通に合宿の時に取った写真をブロマイド紙で印刷しただけじゃねーか」

京太郎「めっちゃ健全だぞ?」

和「そ、それはそうですが……」

和「でも、世界に一枚ずつしかないんですよ!プレミアですよ!?」

京太郎「あのなぁ、世界に一つしかないってだけじゃ価値はつかないだろ」

京太郎「じゃあこれ俺の着た体操着。世界に一つだぞ。欲しいか?」

和「……咲さんのだったら欲しいです!」

京太郎「それに、クラスメイトの写真なんか持ってたら、何言われるかわかったもんじゃないっつーの」

和「何言ってるんですか?『かわいいね』って言うに決まっていますよ?」

京太郎「あのなぁ」

和「……わかりました。形に残るものだと困るんですね」

和「そういえば、あまり親しくない人への贈り物は手作りでは無い食べ物がいいと聞いたことがあります」

京太郎「おーい、今傷ついてるぞー、オレー」

和「仕方ありませんね……それでは、代わりにこれをあげます」



京太郎「なんだコレ?」

和「咲さん金太郎飴です」

京太郎「要らねーよ」

和「!?」

和「ど、どういうことですか?なぜ受け取らないんです?」

京太郎「いや、だってお前……」

和「こんなに可愛い咲さん金太郎飴なのに!」

京太郎「だからさ……」

和「切っても切っても咲さんの顔なんですよ!?」

京太郎「人の話を聞けよ」

京太郎「ていうかなんでこんなに太いんだよ!直径がペットボトルくらいあるぞ!?」

和「何言ってるんですか。直径2センチで咲さんの可愛さが表現できるわけないじゃないですか」

京太郎「しかも切ってすらないじゃねーか!口に入る訳ねーだろ」

和「咲さんへの愛があれば、その程度はカバーできるはずです」

京太郎「いや、別に愛してないし……」

和「こんなに愛らしい咲さんを愛せないなんて……須賀君って心の冷たい人だったんですね。見損ないました」

京太郎「…………」

京太郎「まあ、百歩譲ってこれを食べるために受け取るとしよう。このままじゃどうしようもないから細かく砕くぞ?」

和「…………!」

和「嫌!ダメです!こんな芸術を砕くだなんて!須賀君の野蛮人!」

京太郎「」

和「仕方ありませんね……それでは、代わりにあれをあげます」

和「染谷先輩、そちらの箱を取っていただけませんか」

まこ「ほいよ」


京太郎「なんだコレ?」

和「1/6咲さんフィギュアです」

京太郎「要らねーよ」

和「!?」

和「ど、どういうことですか?なぜ受け取らないんです?」

京太郎「いや、だってお前……」

和「こんなに可愛い咲さんフィギュアなのに!」

京太郎「だからさ……」

和「ポージングも自由自在なんですよ!?」

京太郎「人の話を聞けよ」

京太郎「だいたいフィギュアなんて、写真よりもっと保管に困るだろ!」

京太郎「それにもともとそういうのをたくさん飾ってる部屋ならまだしも、部屋の雰囲気ぶち壊しじゃねーか」

和「……じ、じゃあ!水着バージョンと私服バージョンも今度お渡しします!」

和「たくさん飾れば問題ないんですよね……?」

京太郎「そういう問題じゃねーよ」

和「そういえば、これまでの物は全部実用性に欠けていました……」

和「見るだけでは満足できないなんて、本当は須賀君も咲さんが愛しくて仕方ないんですね」フフ

和「ですが、実際に咲さんを襲われては困りますし……」

京太郎(もう何とでも言ってくれ……)

和「仕方ありませんね……それでは、代わりにあれをあげます」

和「部長、そちらのロッカーを開けていただけませんか」

久「はいはい」ガチャ



京太郎「なんだコレ?」

和「1/1咲さんドールです」

京太郎「要らねーよ」

和「!?」

和「ど、どういうことですか?なぜ受け取らないんです?」

京太郎「いや、だってお前……」

和「こんなに可愛い咲さんドールなのに!」

京太郎「ていうか、『ドール』の前になんか付かないか、これ」
   ラブ
和「『愛』が付きますね。私の愛の賜物ですから当然ですが」

京太郎「……使えるのか?」

和「……使えますよ?」

京太郎「うーん」

和「……オ●エント工業製ですよ?」

京太郎「………………………い、要らねーな」

和「柔らかいですよ?」

京太郎「和の胸と比べると?」

和「それはさすがに私もそこには自信ありますからって何言わせるんですか」

京太郎「……比べたんだな?」

和「……………///」

京太郎「ちなみに、お試しとかアリ?」

和「ふざけないでくださいよあるわけないじゃないですか」

京太郎「微妙なとこだけど……要らねーな」

和「こ、ここまで来てダメですか」

京太郎「だってさあ、とんでもなく処分に困るじゃん」

和「今は里帰りするみたいですよ?」

京太郎「第一、お前は俺がこれ使うのいいのか?」

和「そうですね、仮にも咲さんを模した人形が下劣な欲望のために穢されることを考えると怒りで体が震えます」

和「が、本物の咲さんを須賀君の暗い欲望から護るためには仕方のない犠牲だと納得させます」

京太郎「じゃあ、そもそも咲に似せなくていいんじゃないのか……?」

和「何言ってるんですか?そもそも咲さんの素晴らしさを理解してもらうためにプレゼントしてるんじゃないですか」

和「意味もなく須賀君にプレゼントなんてするわけないじゃないですか」

京太郎「あーはいはい……」

和「仕方ありませんね……それでは、代わりにあれをあげます」

和「ゆーき、あの起動ボタンを押してください」

優希「ラジャーだじぇ」ポチ


ウィーン ガシャ ウィーン


京太郎「な、なんだこれ!?」

和「ふふふ……驚くのも無理はありませんね」

和「これぞ自立稼働型咲さんロボ、サキサンドロイドです!」

和「ああ、でも女性型ですからミヤナガイノイドと呼ぶべきですかね」

京太郎「そこはどうでもいいよ!」

和「なんとですね、炊事、洗濯、掃除のほかに麻雀もできるんですよ!」

ロボ咲「ビビビ ビビビ リンシャンツモ」

京太郎「ツモれてねーぞ」

和「打ち筋は私が組んだプログラムに従いますからね」

和「……今のところ、私と同じか少し弱いくらいの強さです。まだ改良の余地ありですね」

京太郎「お前、リアルにコンピューターの処理速度超えちゃってんだな」

和「全て咲さんへの愛によるものです!」

和「充電スタンドは部室に備え付けておきましたので、処分の心配や家族に見られて困るといったことはありません」

京太郎「まあ、確かにな」

和「AI搭載してまして、自分で学習しますので会話も楽しめます」

京太郎「ふーん。咲、お手」

ロボ咲「キョウチャン!ワタシハイヌジャナイヨ!」

京太郎「数学の宿題の提出っていつだっけ?」

ロボ咲「ゴメンネ?ソレハワカラナイヨ。アシタマデニシラベテオクネ」

京太郎「声は和の声なんだな」

和「私が吹き込みましたからね」

京太郎「……ちょっと、京太郎大好きって言ってみてくれ」

ロボ咲「モウ!ナニイワセルノ!」バコーン

京太郎「へぶっ!?」

咲「京ちゃん大好き」

京太郎「おい、こいつ殴ってきたぞ!?ロボット三原則はどうした!」

和「限りなく咲さんに近いロボットを目指した結果です」

京太郎「大丈夫かよこれ……」

和「さあ、須賀君!受け取っていただけますか!?」

京太郎「い・ら・ねー」

和「そ、そんな……この最終兵器がダメだなんて」

和「一体どうして」

京太郎「いや、部室に置いとくんだったら料理も洗濯もできる必要ねーじゃん」

和「…………!」

和「盲点、でした……」

京太郎「アホなのか頭いいのかわからねーな……」

咲「和ちゃん」

和「咲さん……!励ましてくれるんですか?」


咲「全部没収ね」

和「」



久「さて、そろそろ茶番はいいかしら?」

まこ「ええかげんにプレゼント交換したいんじゃが」

優希「はやくするじぇー!」

久「私はそれぞれに合った健康グッツを用意してきたわ」

優希「わたしのはタコスのタダ券だじょ!みんなで食べに行こうな!」

まこ「わしは新しいメイド服とか持ってきたけぇ。また手伝ってくれよ?」

咲「わ、わたしはお勧めの本を……」

京太郎「俺のはいろんな雑貨類だな」

和「すみません、今度もっと普通のを持ってきます……」

久「あ、和には特別なプレゼントを一緒に入れておいたから」

和「何ですか?」

久「開けてみてのお楽しみよ~」



和「あ、紙みたいですね。どれどれ……」


清澄高校様


中●電力 請求書
\4960393

オ●エント工業 請求書
\778000


久「学生議会でも問題になってたんだけど、犯人を捜す手間が省けてよかったわ~」

和「」





咲さん欲しい!



※この記事は書け麻記事です!